何とか2日間で大型マシン配線改修工事完了!

早いもので、もう5月。

しばらく更新をサボっていたスタッフ1号です。もちろんスタッフ2号はもっとサボっておりますが・・                   そんなわけで、ネタは沢山あるのですが、正直時間に追われなかなか更新できなかったというのが実情です。

 

こちらの記事も、そんな状況の中のかなり前の話となります。

毎度お世話になっている、T社様の大型マシン4台分の保安を兼ねた配線の改修工事を先々週の土・日の2日間で施工してまいりました。

 

到着前に、こんなところを写真撮影。兵庫の川崎重工の敷地内を通って現場へ向かいます。

 

今回、配線改修をする大型マシンです。

 

配線の老朽と、不適合な配線があり安全上の問題から依頼をお受けしました。こちらの工場は、もともとT社様の社屋ではありませんでしたので、かなり昔からの配線工事で、使用されている配線や配線器具も、限界の状態でした。とにかく工場内の機械の配線をすべて改修する予定ですが、工場が稼動している状態では仕事が出来ませんので、お休みをしていただいている間に、週明けの月曜日から工場が稼動できるように、工事を計画していきます。見積書を作成するのも大変なのであります。

上は、各機械の開閉器まわりです。なんか大変なことになってますので、これらをすべて改修します。

 

今回は、多数の配線を送るので、ケーブルラックを使った工事にしました。

まずは、ケーブルラックを施設する為の準備から。寸切りボルトでラックを乗せるチャンネルを吊っていきます。

ケーブルラックをチャンネルに乗せて、しっかり固定をします。

 

完成したケーブルラックに今度は配線を乗せていきます。今回は大型機器4台分の幹線を送ります。このような工事の場合はこの工法が早くて綺麗に出来ます。左は下から見上げたところ。右は天井からの写真です。

 

ケーブルラックから今度は配線を通す電線管を配管していきます。配電盤から各機械のスイッチ(手元開閉器=ブレーカー)までの配管をします。

 

その後、機械の手元スイッチまで配線をし繋ぎ込みます。家庭用の配線の幹線かそれ以上の太さの線ですから狭いケースの中で配線するのは意外と大変です。こちらの配線は私が担当です。4台の機械の手元スイッチの配線後です。

 

機械側の配線も改修。配管を使用せず配線だけで繋いでいた為にかなり劣化して危険な状態でした。記事の始めの方の写真でも確認出来ます。

下は配線改修後です。

 

機械側のスイッチへの配線。かなり狭い箱の中での配線作業となりますので、結構時間をとられます。

かなり苦労のあとが・・機械メーカーさんには少々文句をつけたくなります。

今回の配線の改修も最終段階です。キュービクルの中のブレーカーを遮断して工場内の配電盤に4台分の幹線を繋ぎ込みます。

これで今回の4台分の配線改修工事は完璧です。

 

最後に、工場内の天井を這っていた不要になった配線と配線器具を撤去し、片づけ掃除をして2日間の工事で、なんとか明日からの工場の操業に間に合わすことが出来ました。

あと、他の機械の改修が10台以上あります。最低でもあと5日は必要かと思っています。何しろ、工場がお休みの間での工事。土、日を利用してとなりますので、材料ひとつでも足りないと大変なことになります。着手すれば、必ず月曜日に機械が動く状態にしておかなければなりません。

最後に、スイッチがどの機械の物か分かるように、仮にテープを張って機械名をマジックで書いて帰ります。

月曜日の朝は、何も無いことを祈りつつ、この日は夜中の2時に床に就きました。

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