スタッフ1号です。今回の記事は1月末より施工いたしました団地の水回り工事をアップします。今回の工事をさせて頂くにあたり、昨年に弊社のお客様宅の上階より水漏れが発生しほぼ全部屋に被害があり、壁・天井・床の全面改修と電気関連器具の取替などのベースになる工事を上階のお知り合いの工務店様が請け負い、水回りの工事はお客様が自費でキッチン・バス・洗面の入れ替え工事をされる事になり、その水回り工事を弊社にと、ご依頼下さいました。ベースを請け負っている工務店様とも密に連絡を取りながら、お互いに気持ちよく仕事ができたと思っています。では、工事の様子をアップします。
施工前です。 既設キッチンのレンジフードとIHクッキングヒーターは再利用します。食洗機は新しいキッチンにはビルトインでおすすめいたしました。浴室はシステムバスからシステムバスへの入れ替えとなります。浴室暖房換気乾燥機は温水式が付いてますが、こちらは再利用せず交換します。電気式か、温水式かで迷いましたが、給湯器を最近取替られた事もあり、循環の配管の取替もして温水式タイプで適合する商品で交換することになりました。さらに浴槽の突き当りの壁上部は梁がとおっている為、100ミリ程度の梁型加工をしています。こちらの団地用にあしらえた商品だと思います。
洗面台ですが、こちらもこの団地用にあしらえた商品と思われ、写真で分かり難いのですが、ミラーユニットの上には梁が通っておりユニットの高さがフロアから1780ミリしかありません。さらに洗い場の高さもかなり低い状態の商品が付いており、昔、施主様が他の業者に相談したところ収まる商品が無いと断られたそうです。私もパラパラと手持ちのカタログを確認しましたが、すぐに合う商品があるのか見つける事が出来ませんでした。
こう見ると、なかなかハードルが高いようでやる気が湧いてきます。団地やマンションは結構特殊なサイズの水回りが収まっていたりしますので、現場加工を覚悟しなければなりませんが、できるだけ加工を少なく済ませられる様に商品を選択していきます。ある程度のプランを立てて、あとはお客様にショールームにご一緒頂き、最終の打ち合わせをします。最終プランをもとに着工です。
工事中です。
既設キッチン撤去後、今回新しく納めるキツチンに合わせ、先行して給排水配管の仕込みと電源仕込みの工事の様子です。
キッチン組みです。既設のレンジフードとIHクッキングヒーターは取り替えて間がないので再利用します。
システムバス入れ替えの様子です。左写真は解体開始直後。右写真はダクト工事と温水浴室暖房換気乾燥機用の循環配管を仕込み終えてます。
今までの浴室は、脱衣場床より床が60ミリ程度下がっていましたが、今回は脱衣場床と浴室床の段差を0にします。
1日で解体から新しいバスの組み立てを終えました。
完成後です!
キッチン
パナソニックのラクシーナシリーズです。卓上用の食洗機からビルトイン食洗器に代わりました。キッチンの水栓は手をかざしたりお皿を持っていくと自動で水が流れるオート水栓を取付けしました。吊り戸の一部はソフトダウン収納にしました。
バス
パナソニックのマンションリフォーム用バスMRシリーズです。今回のプランはお客様のご希望でミラーは無しのプランです。浴槽は断熱保温浴槽です。脱衣場と浴室の段差は写真の通り0で仕上げています。温水暖房換気乾燥機はバス天井を現場加工での取付です。
洗面
こちらはリクシルのピアラシリーズです。唯一、梁下の高さに収まる商品でした。以前の商品はシンクの高さが低いのでかなり腰に負担がかかると思いましたが、今回は標準の商品と同じ高さですので使いやすくなったと思います。
弊社の仕事はこれで終わる予定だったのですが、追加工事として洗濯機用水栓金具の取替を私が致しました。あとトイレの床鳴りが酷いので、そちらの改修も弊社でとのことで急遽弊社の大工に改修をさせました。
このあとトイレのクロスとクッションフロアーはベース工事の工務店様がされて、最後に弊社でトイレを復旧させました。
これで弊社にご依頼いただいた工事は、すべて完了致しました。
ベースの工事はまだ完了していませんが、施主様のお休みに合わせて、ご説明と傷などのご確認をいただきまして引渡しも完了です。
Ⅰ様には水回り工事で弊社をご指名頂きまして感謝です。本当にありがとうございました。