久しぶりの古民家の配線改修のご依頼です。下の写真のような状態でお客様が心配されてのご依頼です。とにかく築100年からの建物でして、しかも今回はほとんどが隠蔽配線です。土壁の中にも配線を施してあり、そのまま使用するのは既に限界かと・・・しかも2階部分はもともと納屋だったのをフローリング床を貼って配線が1階の天井と2階の床の間で隠れています。さらにその時の電気工事は素人さんがされたとの事・・・・
さて、どうしましょう??本日、お客様と打ち合わせ、とりあえず確実に不具合が確認できる部屋の1室は改修。和室から洋室にする事もご希望でしたので、その際天井をめくって古い配線をすべて撤去し新しく幹線を引っ張ることにしました。更に他の部屋や玄関や廊下なども一部天井をめくり4種線(配線を赤い布のようなもので巻いているロウを塗っているのもあります。保安協会が見つけると改修対象となります)使用していないか確認しながら改修をすることに。そして最後に大工を入れて補修をするという方向でご納得をしていただきました。なにぶん100坪以上あるお家でして一気には出来ませんので少しずつ時間をかけて改修することにしました。すべての配線を改修するにはかなり時間が掛かりそうです。
老朽した碍子引き4種線にビニールケーブルを繋いでいる箇所です