スタッフ1号です。 まん延防止措置解除からすでに1カ月を経過致しましたが、日々感染者数を気に掛けていたのですが、やはり気の緩みからか最近はあまり気にならなくなりました・・・本当にこれで良いのか?と自問自答しております。
感染対策は決して緩めずに、許す限りお客様のお顔を拝見しての訪問活動を再開いたしました。
そんな中、4月初旬にお得意様より天井裏で物音と変な鳴き声がするとのことで連絡がございました。 弊社が、いつも害虫や害獣駆除を依頼しているS社さんの社長に連絡をとり早速調査を同行して貰いました。到着しお家の中に入らせて頂くと確かに天井裏を何かが動きまわっています。さらに独特な鳴き声がします。S社さんの社長が鳴き声を聞いてすぐにアライグマであることを確証致しました。本当独特の鳴き声でカエルの鳴き声の様にも聞こえます。襖の天袋の点検口から覗いて見ようと脚立に上がりライトを持って調査開始!恐る恐る私も後方支援?と言っても写真を撮ってるだけですが。
S社さん社長いきなりの驚きの声!なんと下の写真のように天井裏から戸袋に降りていて目の前にアライグマが!!!!!
まさかのいきなりで姿を現しました。しかしこの状況では捕獲できません。
なーーーんでか?・・・・・それはね、市の許可を得なければ捕獲は出来ないそうで、そのため申請が必要となります。さらに子どもが確実に居るからです。親ぐまを先に捕獲してしまうと餌に飢えて子供は死んでしまうから・・。親ぐまを捕まえたならすぐに子どもも捕獲しなければならないらしいのです。
親ぐま戸袋で鎮座している間も子どもらしき鳴き声が聞こえます。このあと親ぐまも隙を見て再び天井裏へと逃げていきました。理想は子供を捕獲してから親ぐまを捕獲するという流れです。申請を至急にする事をお得意様に伝えて取り敢えず引き揚げて出直しとしました。
申請してから許可が下りるのに10日前後かかりますので、その間は何も出来ない状況です。お得意様も眠れない日々を送られていたようです。
待つこと10日。やっと許可が下りましたので、早速アライグマ捕獲作戦の開始です。まずは調査初日に親ぐまが姿を現した戸袋に捕獲かごに餌を針金で括り付けた罠を仕掛けます。これで一週間程度待ちます。罠にかかれば暴れるので音がしたらお得意様から連絡を頂戴するようにお願いをして初日はこれで終了です。
ゴールデンウイーク前の28日に再訪問。罠にはまだかかりません。しっかりと天井裏からの物音と子どもの鳴き声は聞こえています。戸袋の点検口からだけではアライグマを捕獲するのは難しいという事で作戦変更。お得意様に了解を得て子どもの鳴き声がするあちこちの天井を開口しアライグマの子どもを先に捕獲をすることに。
と、いうことで天井や壁を開口しました。もちろんアライグマをすべて捕獲した後に開口部の補修を大工にさせます。
そして、連休の30日ついに上の写真の壁の隙間に落ちてしまったアライグマの子供を4匹を捕獲しました。(もちろん捕獲時の写真はありますが、今回のブログでは画像は諸事情を考えてアップは致しません)後は残すところ親のアライグマの捕獲です。子どもを捕獲後に今度は親ぐまを捕獲するために罠を仕掛けます。親ぐまの外部への出入口と思われるところと、子供が見つかったところの2か所に捕獲用のかごを置き罠にかかるのを待ちます。
そして、なんとその翌日の早朝に左のかごに親ぐまが・・・ついに捕獲致しました。(こちらも写真はありますが、アップはいたしません)これにてアライグマ捕獲作業は完了いたしましたが、このあと天井裏に残っている糞の始末と消毒作業を行います。
糞もですが、尿のため天井にシミが出来ています。出来る限り糞を掃除してから消毒作業に入ります。
開口部から消毒剤を噴霧。2階の天井裏にも噴霧します。最後に開口部を仮に塞ぎます。
以上で害獣捕獲と捕獲後の作業は完了いたしましたが、念のためしばらく補修をせずに様子見をします。こどもがまだ残って居たりどこかで死んでしまっているかもわからないからです。その際は再びS社さんにお願いすることになります。
ひとまず、お得意様も安堵していただき喜んでいただきました。A様、長期間お疲れさまでした。まだ完全に安心はできませんが、少なくとも天井裏での物音や鳴き声に悩まされることはなくなりそうです。次回のブログでは今回の作業で開口した天井や壁の補修と糞尿でシミになっている天井の貼替などの大工工事の様子をアップ致します。